タ―リー屋早稲田店、新サービス概要と「第2期」




朝ターリーが終了するターリー屋西早稲田店だが、店長の一戸さんは、まだどこにも告知していないという構想段階のサービスについて語ってくれた。

4つの「お得な」新サービス

9月から始まるターリー屋西早稲田店の新サービスは4つある。

1つ目は、朝10時から11時までに入店したお客様に、「500円でインドカレー定食を食べることができる割引券」を配布するというものだ。
通常価格が730円であることを考えれば、ナンが食べ放題になる分、大変お得なサービスであろう。また、「朝ターリー」の後継に当たるサービスであることは間違いない。

2つ目はお弁当ワンコインサービスだ。
西早稲田点で特に人気の弁当、カツカレー弁当とパコラ弁当はそれぞれ720円であるが、その弁当の内容を変更したうえで、500円で持ち帰ることができるというサービスだ。
今までターリー屋西早稲田店においてお弁当が値引き販売されることはほとんどなかった。それは、目の前に手作りで低価格な弁当を売りにする「早稲田のこだわり屋(唐揚げ弁当430円などが人気)」があることが深く関係していたと店長は語る。しかし、「朝ターリー」という西早稲田店独自の目玉サービスが終了した今、臆する理由はなくなった。
これまで力を入れてこなかった弁当の分野でも、弁当のジャンルは違えども、果敢に戦いを挑んでいく。

3つ目はタピオカドリンクの全面値下げだ。
今までは250円で販売されていたタピオカドリンクは、持ち帰りに限り200円で提供される。また、店長によるとポイントカードの導入も検討しており、50円「値下げかポイントカード還元のどちらが導入されるかは未定だという。

4つ目のサービスはバターチキンカレー増額分還元サービスである。
通常、インドカレー定食のカレーをバターチキンカレーに変更すると100円増額となるのだが、それが期間限定(もしくは時間限定)で無料になるというものだ。口当たりの良いトマトの柔らかい酸味に、バターのコクを感じる味わい、そしてその奥からクミン・コリアンダーなどのスパイス感のある軽やかな辛味を感じるプレミアムバターチキンは、インド料理のの奥深さを味わうことができる人気のカレーになっている。5種類のカレーの中から、普段このカレーをチョイスすることが多い人には、とても魅力的なサービスになるだろう。

ここまで、9月の早稲田大学秋学期開始に合わせて導入される予定のサービスについてお伝えしてきたが、今まで存在していた「朝ターリー」と比べてパンチが弱いのは否めないだろう。これは、比較しているサービスが、どの消費者をターゲットにしているかが異なっているからではないだろうか。

「朝ターリー」は、インドカレーなどのインド料理を食べることができる全ての消費者が「お得さ」を感じることができた。これが「ターリー屋 = 学生の味方」という構図を描かせたといってもいいだろう。しかし、2つ目から4つ目までのサービスは、それぞれ「お弁当」「タピオカ」「プレミアムバターチキンカレー」の購入を求める消費者にしか「お得さ」を感じることはできない。そして、この3つのものを買いにくる人の中には、おそらく初めてターリー屋を利用する人はいない。

何が言いたいかというと、ターリー屋が「朝ターリー」を終了することには、従来あった「ターリー屋 = 安いインド料理屋、学生の味方」という認識を多少薄れさせてでも、タピオカ、お弁当をはじめとした「これから大学生に売ろうとしている、売れるであろう」商品を前面に押し出すという意図が少なからずあるかもしれないということだ。

これは「ターリー屋 西早稲田店」が「安さ」を売りにしたキャンペーンで早大生の心を掴んだ第1期を終え、第2期に突入したことを示すのかもしれない。
秋学期を迎えた早大生達はタピオカやお弁当、バターチキンカレーを食べることで、「朝ターリー」の安さにつられてターリー屋に引き寄せられたのではなく、本当に美味しいインド料理を求めてターリー屋に来ていることを知るのかもしれない。

「朝ターリー」復活の可能性は?

店長は、「ビジネスとして考えると、後ろに戻るのはかなりやりづらいことだ。現時点では「朝ターリー」復活の可能性については考えていない」と話し、復活の可能性を否定した。
「朝ターリー」終了の大きな引き金となった食材価格高騰が収まらない限り利益なしでの朝営業は考えられず、サービスのバリエーションを増やす方針にも合致しなくなった「朝ターリー」は、当分の間復活は考えられない。

店長から早大生へのメッセージ

「朝ターリー」がなくなっても、学生さんを大切に思う気持ちには変わりがない。
学生と店の距離感を今まで以上に近くしていき、学生の皆様には、引き続き学食のつもりで、楽しい空間の中で食事をしてほしい。ご来店お待ちしております。




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ABOUTこの記事をかいた人

「つーつーおーる!」創刊編集長 2013年に早稲田大学法学部に入学。大学3年時に友人と「つーつーおーる!」を創刊。大学卒業後はメディア系企業に勤務している。