出版系サークル「出版甲子園実行委員会」 勝手にサークル紹介#15




早稲田大学の新入生に向けて、サークルの詳しい紹介をする「#勝手にサークル紹介」。

第15回は、「出版甲子園実行委員会」だ。

「出版甲子園実行委員会」は学生会館などで活動している出版系サークル。人数は男子10名、女子18 名の計28名となっている。

そんな「出版甲子園実行委員会」の大きな特徴を、3つ見ていこう。

学生が商業出版を目指す唯一のサークル

1つ目の特徴は、「学生が商業出版を目指す唯一のサークル」であることだ。

「出版甲子園実行委員会」は出版甲子園を運営するサークルだ。では、出版甲子園は何?という話だが、一言で言えば、学生、つまり「出版甲子園実行委員会」が運営している、本を書きたい学生のための大会である。

この大会やその他の出版に関わる活動を通して、自分の力で本を出版するというのはなかなか難しい学生と、本の出版活動をしている出版社の間を繋げて、学生でも本を出版できるようにする、というのがこの大会の目標となっている。

つまり、出版甲子園というのは、学生が商業出版をすることを目指す大会ということになるが、(驚くべきことに)このような大会というのは実は日本で出版甲子園だけなのだ。

豊富な実績

2つ目の特徴は、「豊富な実績」だ。

出版甲子園は今年で19回目を迎える歴史ある大会だが、これまでにこの大会を通じて実に41冊もの学生の本が出版されている。

どんな本が出版されたのか、ということで直近の2冊をご紹介。一つ目は、中川朝子さん著書の『呪いを、科学する』という本。2021年の出版甲子園に出場して、去年の夏に発売された最新作になる。医学的な視点から古今東西の呪いを読み解いていくエンタメ本で、呪いと科学という一見正反対の分野が融合し、呪いの新たな楽しみ方を提供してくれる。

二つ目は、熊谷はるかさん著書の『JK、インドで常識ぶっ壊される』という本だ。楽天ブックス社会科学部門 1位、埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本 1位を獲得しており累計発行部数は2.5万部を突破している。著者の熊谷はるかさんもメディアに多数出演しており、最近で最も売れた学生の本の一つと言っても良いのではないだろうか。

このような豊富な出版実績というのも、「出版甲子園実行委員会」の特徴の1つだ。

独自の担当者制度

3つ目の特徴は、「独自の担当者制度」だ。

出版甲子園では、まず、毎年6月まで学生から本にしたい企画を募集する。学生から募集した本の卵は、3回にわたって団体内で審査を行われた後、勝ち残った企画は11月に行われる決勝大会へと進み、審査員であるプロの編集者に直接自分の企画を売り込んで、出版のオファーをもらうことを目指す、という流れとなっている。

そのうち2回目の審査を通過した企画に対してそれぞれ「担当者」として2名ずつつくこととなっており、これを「担当者制度」と呼んでいる。一年目のサークル員が中心となって担当者となる。

担当者のすることは、大きく分けて二つある。

一つ目は、企画のブラッシュアップ。企画者と協力しながら、より良い、出版してもらえるような企画を目指していくのだ。企画者といかにコミュニケーションをとっていくか、ということが重要になってくる。

二つ目は、出版社とのやり取り。出版のオファーをいただけると、その後の出版に向けたやり取りを行い、場合によっては出版社に売り込みをしに行くこともある。

このように、企画者と二人三脚で出版を目指していくのが担当者の仕事ですだ。

担当者として活動することで学べることというのは多岐にわたる。

(特に)本を書きたい、という企画者の夢を一緒に目指す、という経験は何者にも変え難いものだ。「出版甲子園実行委員会」以外では経験できないといっても過言でないのではないだろうか。

興味を持ったらTwitterやLINE のDMなどで気軽に連絡してみてほしい。

【「出版甲子園実行委員会」からのメッセージ】

「出版甲子園実行委員会」は、新入生だけでなく、学生の皆さんから本にしたい企画を募集しています。締め切りは2023年6/月18(日)まで。

応募資格は二つだけです。

1 学生であること(年齢不問・団体での応募も可能です)

2 商業出版経験がないこと

詳しくは出版甲子園のホームページ(https://spk.picaso.jp)をご覧ください。




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