早稲田祭の1日目のトリを飾り。つい先ほど終了した「Waseda Collection 2015」
ワセコレを主催する「学生団体わせプロ」(以下わせプロ)の代表、秋山晋さんが、「つーつーおーる!」の単独インタビューに応じた。
ワセジョの進化を最も近くで見届けてきた男が語る「ワセジョ」とは。
魅力を引き出すために
つーつーおーる!編集部: よろしくお願いします。
秋山晋: お願いします。
つーつーおーる!編集部: まずは、明日に本番を控えている「Waseda Collection 2015」(以下ワセコレ)の話から聞かせてください。
今年のワセコレは去年までのワセコレとどこが違うんですか?
秋山晋: 今年は年間テーマとして「focus」という言葉を掲げて活動していました。例年、もちろんモデルに注目していなかった訳でないですが、特に今年は十人十色のモデル一人ひとりの魅力を最大限引き出すショーをお見せできればと思っています。
つーつーおーる!編集部: 魅力を引き出すためにやっていることは何かありますか?
秋山晋: はい。例えばモデルの1人にすごく背の高い人がいるんです。
デザイナーの方は、そのモデルの魅力を最大限引き出すべく、よりスタイルが良く見えるように、衣装のデザインを考えてくださいました。
他にも、モデル一人ひとりに合ったポージングを考えています。
つーつーおーる!編集部: そこまで考えて服をデザインしているとは。
しかも、そのデザイナーが学生というのがもっと驚きです。
活動の中で大変だと感じることはありますか?
秋山晋: ワセコレはスタッフ、モデル、デザイナーの三者が初めて揃って開催することができます。
故にそれぞれの立場からの主張や思いをどのようにしたらみんなが理解し、一致団結できるのかが時に活動の中で大変と感じます。
あとは、男女の割合でちょっと・・・(笑)
つーつーおーる!編集部: 男女の割合?
秋山晋: はい。実は「わせプロ」は男女比が1:2なんです。しかもそれだけでなく、なぜか「わせプロ」のスタッフには我が強い子が多い(苦笑)
つーつーおーる!編集部: そうゆうところは、ワセジョ遺伝子ですね。入るサークルにもよるけど、企画系のサークルや何かを運営するサークルは我が強くて簡単に意思を曲げない子が多い。
新しいことにチャレンジする時期に
秋山晋: ワセジョがしっかりと自分の意見を持っているのは昔も今も変わっていない気がする。そのおかげでワセコレに対して意見を戦わせることができましたね。
そういえば、僕「つーつーおーる!」に掲載されたわせプロとENJIに関する記事を読んだんですよ。長年「Waseda Collection」を開催していると、なかなか主催している「わせプロ」内部から新しい見方がなかなかできなかったのですが、「つーつーおーる!」さんの「ワセジョがダサいという概念が弱まったことで、新たな改革が求められている」という視点は新鮮でした。
つーつーおーる!編集部: その時はENJIのファッションショーがちょうどあった時期で、漠然と「身近なファッションから変えるのが近道なんじゃない?」と思っていました。
外野から勝手にヤジを飛ばしたみたいな感じでしたけど、見ていただいていたのは意外でした(笑)
秋山晋: 僕はこうゆう視点を持っているいるということを伝えたくて、サークル員に読むのを勧めたこともありました。そろそろ何かを変えていく時期だという気がしています。
つーつーおーる!編集部: 変えていく時期。具体的にはどんなことですか?
秋山晋: 僕はこの「Waseda Collection 2015」で終わったら引退するので、終わってしまえばそれからは何も関わることはできません。でも来年、ワセコレは10周年を迎えます。
後輩たちには是非新しいことにチャレンジしてもらいたいと思っています!
つーつーおーる!編集部: なるほど、今年のワセコレも終わってないのに来年が楽しみになってきました。
貴重なお話、本当にありがとうございました。
編集部より
取材を終えて、今年で10年を迎える「ワセコレ」が楽しみで仕方がなくなった。