名前が一人歩きしてる?歴史ある政治サークル、早稲田大学雄弁会の噂




ご存知の通り、早稲田大学には多くのサークルが存在する。「早稲田といえばサークル!」と言ってはばからない学生も多くいるだろうし、その活動内容も模擬国連からさだまさし研究会まで、多種多様な学生文化に溢れている。歴史あるサークルもあれば、新興のファッショナブルなサークル、ユニークなサークル等、枚挙に暇がない。

近日、早稲田大学の中で学外、特に学生の親御さん世代には間違いなく、良くも悪くも一番有名なサークルであろう、早稲田大学雄弁会(以下、雄弁会)の近年(2012年~2016年あたり)の実態に関する噂を察知した。今回はその面白おかしい実態を紹介できればと思う。なお、この記事に掲載されているお話は、関係者複数人から聞いた、あくまで噂に過ぎない

そもそも雄弁会って?

早稲田大学雄弁会(わせだだいがくゆうべんかい)は、早稲田大学の弁論クラブである。内閣総理大臣を務めた海部俊樹、小渕恵三ら数多くの政治家が輩出(Wikipediaより引用)

とされており、公式HPでは

雄弁会とは、114年の歴史を持つ早稲田最古の政治系弁論サークルです。会員は、安全保障や少子化、いじめ問題など、多様な社会問題を各々のテーマとし、研究活動と弁論により社会に対して政策提言を行います。「社会をこうしたい!」という理念を抱き、自己実現と社会変革を志す自由な集まりです。(雄弁会公式HPより引用)

と、自己紹介をしている。早稲田大学においては、商学学術院の藤田誠教授が顧問を務める、列記とした公認サークル(E512)である。部員数は20数名。なんと、大隈重信が設立し、総裁を務めたことから始まった。石橋湛山、海部俊樹、小渕恵三、森喜朗といった歴代総理大臣に始まり、有力な政治家を多数輩出している。政治サークルを探す新入生としては政友会や、鵬志会と並んで検討したこともあるのではないだろうか。それでは、この”ぶっちゃけ何やっているのかイメージがわかない”サークルの噂を聞いたので以下に紹介したい。

出会って三秒でゲキ詰め

サークル所属の早稲田生といえば、入学式前後の新歓期間は特に力を入れる期間だろう。雄弁会も勿論、新歓期間に現れる。しかし、どうも様子がおかしいらしい。上級生も新入生も深刻な顔をしているケースが多かった。

それもそのはず、『雄弁会の新歓は、一味違う』。ほぼ開口一番、「君の問題意識は?」と質問するのだ。高校卒業から日が経たない新入生はたぶん、最近みたニュースとかから適当に「シリア問題ですかね〜」とか言っちゃう。そこに空かさず「なんでそう思うの?」と、価値観を尋ねる質問が始まる。以下略。恐らく、ソクラテスの思想に影響を受けたのではないかと思われる。

歓迎されすぎ!?新歓コンパ

サークルといえば新歓コンパだ。雄弁会でも当然、数回に亘って開かれる。そこではコールが飛び合い、酒を飲み交わす…なんて風景は当然全くない。飛び交うのは言葉の応酬だ。話が難しいので簡単に伝えるが、要は「どんな社会問題を問題視するか」、「何故そう思うのか」「どういう価値観を抱いているのか」等、コンパの場で真面目に議論をする。

雄弁会のコンパ参加費はタダあるいは非常に安い。知名度と値段に釣られた、「モンダイイシキ!?それカクテルっすかw俺酒強いっすよw」って感じの新入生には本当に辛い時間となる。

脱落者続出!新歓合宿

新歓合宿は概ねGWに開かれる。場所は宿泊施設から駅へのアクセスが悪いところが多い。なぜなら、脱落者が続出するからだ。

「新歓合宿?BBQして!観光して!飲んで!」と、これが一般的な感覚であると思われる。しかし、雄弁会の新歓は、”そうは問屋が卸さない”

まず、BBQはやらないが、新入生が炎上する。新入生は一人一人、自分の問題視する社会問題を挙げ、その理由を述べさせる。ただし、自分だけ前で立ちながら。しかも、1時間半以上。その上、先輩が後ろから「野次」と呼ばれる批判の議論を投げかけてくるので、当然応じなければならない。もちろん、黙っちゃダメ。「新入生は議論しに来たから」だ。黙ったり、適当なことを言えば大炎上を免れない。

また、観光はないどころか、会議室に閉じ込められる。大体3泊4日で開催されるが、概ね朝9時から夜の10時まで、休憩時間(喫煙者に優しいので意外と多い)を除いて会議室で活動する。つまり、宿の外には出ない。

最後に、飲み会は殆どないが、殆ど寝れない。飲み会は最終日前日に「一応あった」らしい。ただ、親睦を深める最低かつ最適な量、時間であるため、大人しい。なお、二次会は議論。「新歓合宿を経て自分の考え方がどう明確になった」か、「何をこれから勉強していきたいか」等、雄弁会を活動する上で大切となるらしい考え方を、先輩と一緒に話しあう。なお、大体朝までやるし、ほぼ強制。

上記の要因からだろうか、”体調不良者や、急に用事を思い出す新入生が毎年続出する”。

入会後は意外と楽!?

新歓合宿を乗り切った人は大体入会する。最初は大抵、新人弁論大会に出るための予選に向けて、弁論練習をするらしい。ちなみに新人弁論大会には慶應・東大・明治・中央など名立たる大学の弁論部が名を連ねる。ちなみに、他大学の弁論部は雄弁会みたいな新歓はしないらしい。

ちなみに弁論大会の前日は大体寝ないらしい。ちなみにこれは強制というより、サークル員が直前追い込み型人間が多いからだそうだ。他には自分の問題視した社会問題をテーマとして、半期に一回論文としてまとめるらしい。結構忙しそうだ。

と、これだけ見ていると厳しいのは新歓だけ?と思うが、そうではないらしい。

エンドレス幹事長選挙?

幹事長選挙に大体1ヶ月使う時もあるらしい。雄弁会にとって幹事長を決めることとは、サークルの活動を方向付けることとして重要とされているから?らしい。まあ多分だけどぶっちゃけると慣習ではないだろうか。毎日のように朝から晩まで議論する。とにかく終わりが見えないらしい。

どんな人がいるの?

以上の活動が半期1セットで、後期も同様のことをするらしい。しかし、このサークルに入る人物像ってどういう人なのだろうか。それが、「色々な人がいる」という月並みな感じらしい。

いかにもインテリな御仁や、見た目が真面目に政治サークルやってそうに見えない人、はたまた女性まで、多種多様な人物が所属していると思われる。また、就職先も「みんな政治家なんでしょ?」と思いきや、近年ではマスコミ関係者が一番多い他、官僚や外資系企業から日系メーカー、金融機関から大学院進学まで進路も多様化しているらしい。

所感

事実だけ書き連ねると、何やら「ヤバイ」サークルなのではと思うだろう。しかしまあ、早稲田には個性的なサークルが多く、ここもone of themではあると思う。また、書ききれなかったが、ここ1,2年ぐらいでサークルの雰囲気は変わり、上記の様な内容の新歓・活動は行われていないという噂もあり、必ずしもこの記事に書いてあることが今も行われているとは限らない。

私自身、今回この話を聞いて「ヤバそうではあるが、人間味を感じる」という印象を覚えた。
極めて真面目に社会問題を扱い勉強している上で、どこか昭和の日本的というか、ノスタルジックなものを活動内容の節々から感じられた。時代にそぐわないものがあるからこそ、近年改革が行われているのかもしれない。サークルの伝統を守るか乗り越えるか、どんなサークルでも共通の悩みなのかもしれない。




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