次々と明らかになる「ラウンジ勤務」の女子大生
遡ること2ヵ月前、東大生にしてAV評論家・コラムニストとして活躍する稲井大輝さんがこのようなツイートをして話題を呼んだ。
ツイートには、
そんな彼女も3年前は西麻布ディグリース(会員制ラウンジ)でバイトしてたらしいし人生は何があるかわからないね?✨本当におめでとうございます??
と書かれている。
これは、昨年のミス青山コンテストグランプリを獲得した山賀琴子さん(現在は研音に所属)が以前会員制ラウンジで働いていたことを暴露したものであり、事務所に所属していることが明らかにされる前だったということもあり話題になった。
しかし、早稲田大学の「Waseda Collection(通称ワセコレ)」のモデルも会員制ラウンジで働いていることが、先日関係者の取材から明らかになった。
会員制ラウンジとは何か
そもそも、会員制ラウンジとはどのような場所なのだろうか?
共通する特徴としては
- 場所は西麻布・六本木・銀座・恵比寿などのいわゆる「オトナの街」
- 静脈認証で入店する
- クラブのVIPルームを思わせる内装
- 会員女性と一緒にお酒を飲む
- キャバクラのようにドレスを着ることはなく、私服
- 会員になるには会員の紹介が必要であり、人数には上限が設けられている
簡単に言えば、キャバクラほどかっちりとキメずに、自然体で接待を行うお店ということになる。
事情を知る早大生の1人に話を聞いた。
「多くのワセコレモデルが会員制ラウンジで働いています」
ーワセコレモデルが働いている会員制ラウンジがあるというのは本当ですか?
本当です。私はわせプロ(ワセコレ運営団体)に知り合いは多くいるとは言えないのですが、それでも2013年、2014年、2015年のモデルは確実に働いています。そして、最近では友達の2016年度のモデルの子も働き始めました。これだけ多くの子が働いているというのは、やっぱり仲間内で紹介しあっているんでしょうね。
ーその会員制ラウンジの名前はご存知ですか?
銀座にあるJBC銀座サロン・ビジネスラウンジというところですね。豪華な作りで、中ではグランドピアノやシャンデリアがまばゆい光を放っています。
ー給料は一般的なアルバイトと比べたら格段に違いますか?
それはもちろんです。桁違いですね。
給料以外でいうと、女の子を店に紹介した紹介料だけで5万円がもらえる破格の待遇です。
ー問題となることはあるのでしょうか?
実は会員制ラウンジは営業許可(編集部注 :風営法接待営業や深夜営業の資格)をとっていない店が非常に多いんです。今回ワセコレモデルが勤務している会員制ラウンジがどうかはわからないですが、そんなところに20歳そこそこの大学生がお酒を片手に接待をするんです。いくら女子大生にとって、キャバクラやガールズバーなどと比べてハードルが低いといっても、親が知ったら絶対に辞めさせるでしょうね。
編集部より
職業に貴賤なしとも言われるが、昨年はキャバクラで働いていた日本テレビ(アナウンサー職)内定者、笹崎里菜さんが、内定を取り消され裁判沙汰になるという騒動もあった。また、職業の貴賤をめぐる争いでは、先日外資系投資銀行ゴールドマンサックスに内定していたAV女優のみなもとしずかさんが内定を取り消されていたことが週刊現代によって報じられた。
AV出演が直接的な内定取り消しにつながったのかは定かでないものの、学生時代に(一般的に)水商売と呼ばれる仕事に就くことのリスクは高いのではないだろうか。
今年10年目を迎える「わせプロ」やモデルの仲間内では会員制ラウンジに友達を紹介しあうことで効率的にお金を稼ぐことが出来ていたのかもしれないが、まだ将来がある学生のうちに余分なリスクは負わなくてはいいのではないか・・・とついつい思ってしまうのである。