以前早稲田大学3大サークルとして以前特集されていた早稲田大学広告研究会(was)であるが、実情はまだまだ不明瞭なことが多い。
酒が強いだの、100ハイの先頭集団(戦闘集団?)だの、大学内のポスターで”was”の文字はちらほら見るけれど、なんだか本当に広告を研究しているのか?と疑問を呈さざるを得ない集団である。今回はその”早稲田大学広告研究会”の謎に包まれた活動内容を探っていきたいと思う。
普段はどのような活動をしているか?
聞くところによると、1.2年生はポスターを制作する「グラフィック広告チーム」、CMなどの動画を制作する「映像広告チーム」、イベントや販促のプランを考える「広告戦略チーム」の3チームに分かれて活動し、3年生は「広告実践チーム」として各チームで学んだことを活かして活動を行っているようである。
この普段の活動は真面目にやっているらしく、広告会社である電通や朝日広告社などと提携しながら企業の広告を実際にアイデアの部分から作り上げているそうだ。この普段の活動の会費も10000円と高いことからただ飲み食いするようなイメージとはちょっと変わった一面が感じられるところであろう。
では、なぜこのイメージを前に押し出していかないのか?
尋ねた所によると、企業の広告や広告代理店のアイデアを使うために、社外秘の内容も多く、外に漏らしてはいけないらしい。なんだか損な気もするが、本人たちはその分成長しているからいいという最近の早稲田生にはない真面目な向上心を見せてくれたため輝いても見えた。
でも、飲みは激しいんでしょ?
お酒を飲んで暴れる人はごく少数で、ほとんどが芋学生、というのが実情であるらしい。
ただ広研は350人もの人数が所属しているため、一握りの派手な人たちの噂が回ってしまう。たくさん流れる噂には本当のものも、尾ヒレついて実際とは異なった話になってしまうこともままあるそうだ。幹事を務めている人の中だけでも、文化系から体育会系まで様々な人がいる。真面目に制作する人もいれば飲み会でちょっとおイタが過ぎてしまう人もいる。それだけ多種多様な人材が広研にはいるのだろう。
ありのままの広告研究会を知るには?
そんな早稲田大学広告研究会であるが活動をもっと外に出していく機会はないのだろうか。現在広研が外に向かって発信しているものは何があるのか。
主なものには3つあるという。
1つ目は「早稲田広告」という冊子。私は見たことがなかったが、それもそのはず、直近二年間ほどはこの冊子は作られていなかったそうだ。しかしその歴史は長く、50年も前から発行している由緒正しいフリーペーパーなのだ。今年で広告研究会は105年目ということを考えても半世紀も前から続いてるフリーペーパー、なんだか歴史を感じるというものだ。今回はキャッチコピーに焦点を当てて特集したものらしく、表紙もなんだかポップで可愛い。早稲田祭でも配るそうなので、興味を持った諸君は是非読んでみてはいかがだろうか。
2つ目は早稲田祭で行うイベント。毎年芸能人を呼んでトークショーをしているそうだ。一見、広告とは関係のない気もするが、その目的は1つのテーマを学生に向かって投げかけ、新たな視点を生み出すといった、なんだか広告っぽい目的があるらしい。過去には乃木坂46やメンタリストのDaigo、JOYや栗原類など多くの有名芸能人も呼んでいたそうで、今年の早稲田祭にも期待できる。
3つ目には外部注文の受け入れ、だそうだ。詳しく聞くところによると、新歓時期や早稲田祭、大学のイベントなどのポスターやCMを無料で制作しているらしい。自分たちのサークルもあるのに大変ではないのかと尋ねると、「外部注文も広告を考えるきっかけ、成長の場になる。」との返答…なんだか慈善団体かとつっこみたくなる。
2016年度には、ほかにも早稲田南門商店街とコラボしてポスター展を行ったり、新宿区のイメージアップCMを制作してアルタビジョンに流したりと様々な取り組みを行っているそう。
早稲田大学広告研究会は、今年も目が離せなそうだ!
感想
今回の記事を作成して、なんだか今までの広研のイメージとは違う一面が見れた。
広研と聞くとミスコンを開くだけだとか、活動は飲み会だけとか悪いイメージが前に出がちだが、そこは「腐っても早稲田」、広告は真面目に研究しているようだ。
早稲田生の諸君もこれからはあたたかい目で広研を見守ってあげてほしい。