「内定辞退は認めない」早大生が受けた仰天パワハラ面談!




就職活動ではじめて社会の荒波を垣間見ることになる大学生は多い。

そんな大学4年生が最も大変だというのが、就職活動最後の砦「内定辞退面談」である。
売り手市場となりつつある就職活動では複数の内定を得る学生がほとんどで、内定をもらった企業に断りに行って猛烈に怒られたというのは非常によく聞く話だ。

今回は、就職活動で早稲田大学の学生が企業から受けたパワハラ面談の仰天エピソードを紹介していく。

大手証券会社「俺のこと、知らないだろ?」

Aさんが内定(正式にはこの時点では内々定)をもらったのは、国内有数の大手証券会社。超体育系の職場で有名で、内定を断ると頭からカレーをかけられる窓から飛び降りるように指示されるという噂は就活生なら聞いたことがある、あの会社だ。

人事担当者から「君は内定者の中でも飛びぬけて優秀だ」と伝えられていたという早稲田大学4年のAさん。しかし、ある大手企業からも内定を勝ち取り、内定辞退を申し出た。

Aさん「社長室かと思うほど広い部屋に通されて、初めは穏やかに話し合いが進みました。」

しかし、大手企業を含めた複数の企業から内定をもらっており、大手難関企業の仕事ではよりグローバルに活躍できるなど内定辞退の理由を話すと、人事担当者は目を見開き凄んできたという。

人事担当者「別に内定辞退をするのは構わない。

そういえば言ってなかったけど、俺は怒ると何するか分からないことで有名なんだ。

大抵の場合は、近くにあるものをつかんで人に投げるだけだけどね。

ふと人事担当者が目を落とした机の上には、石から作られた大きな灰皿が置かれていた。それを見たとき、Aさんは自分の顔から血の気が引いていくのを感じたという。

夜の10時に呼び出し…大手銀行のパワハラに挑む

早稲田大学4年のBさんは、3大メガバンクの一角、業界ナンバーワンでもなく、体育会系の職場として知られているわけでもない会社の内定辞退をした。

人事担当者に「内定を辞退させていただきたいので、お時間をいただけないでしょうか?」と電話で伝えると、夜10時にオフィスに来るように言われたという。

Bさん「夜10時頃まで仕事をしているのは忙しいから、最初は単純にそう考えていました。」

夜のオフィスに到着し、個室が多く用意されている部屋に進むと何やら物音が聞こえてくる。よく耳を澄ませていると、それは学生に向けた怒鳴り声と、机の脚を蹴ったり、机の上を拳で叩く音だったという。

Bさん「あれが全て内定辞退をしに来た学生を怒鳴ったりしている声だかは分かりません。でも、聞こえてくる声の内容は明らかに学生に向けられているものでした。」

その大手銀行の内定辞退に関して、就職活動中の学生の間でささやかれているある噂があった。それは、内定辞退をする学生に熱いコーヒーを浴びせるというもので、もちろんその噂はBさんも耳にしていた。

内定辞退をするつもりであるという話をしていると、コーヒーが目の前に置かれた。人事担当者の分と合わせて2つのコーヒーを前にして、Bさんの顔が一気に強張る。

Bさん「あの内定辞退の噂は本当なのかもしれない…。」

恐怖によって頭を支配されたBさんは、熱々のコーヒーが目の前に置かれた瞬間にそのコーヒー2つを一気に飲み干した

Bさん「その瞬間、厳しい顔をしていた人事担当者の口元が緩むのを見ました。」

コーヒーをかけられるという先の展開を読んで、素早く懸念点を取り除いたBさんを見て、人事担当者は「やるじゃん。」と感心したように呟いた。結局そこからBさんの内定辞退話はとんとん拍子で進み、無事に大手銀行の内定を辞退することができた

Bさん「その会社は、体育会系な会社では全くないと言われていますが、この1件があってから全く信じられなくなっています。会社だけではなく、銀行業界もです。」

パワハラ内定辞退面談を経験する学生たち

就職活動の最後の難関ポイント、内定辞退。肌感覚的には、多くの内定をもらっている優秀な学生ほどパワハラ気味の内定辞退面談を経験している

そして、就職活動におけるパワハラ面談は証券や銀行だけではなく、どの業界でもあるものなのだ。今回紹介したようなパワハラ内定辞退面談は、氷山の一角に過ぎない

一方、学生の中には「パワハラ面談をされるのがわかっていたから内定辞退は電話で済ます」「一方的に着信を拒否して、人事担当者と連絡がつかなくする」などパワハラ内定辞退面談の恐れから強硬手段に出る者もいる。

学生確保に躍起になる企業と、できるだけ多くの内定を集めた後に内定辞退をする学生との間で生まれた「パワハラ内定辞退面談」は、また今年も繰り返されるのだろうか?




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ABOUTこの記事をかいた人

「つーつーおーる!」創刊編集長 2013年に早稲田大学法学部に入学。大学3年時に友人と「つーつーおーる!」を創刊。大学卒業後はメディア系企業に勤務している。