6月になり、現4年生の代は就職活動が解禁されましたが、それと同時に夏インターンシップの情報が続々と明らかになっています。
大学入学したての時は何かわからなかったインターンシップという言葉。これは、本格的な就職活動の前に、企業や組織の一員として労働に従事することです。企業によってその内容は様々であり、就活に直結するものからただの企業紹介のようなものまで幅広いです。
そんなインターンシップの中で、「後輩にオススメしたいインターンシップランキング」に6年連続第1位に輝くワークスアプリケーションズのインターンシップ。このランキングにランクインしているものは一見業種もバラバラですが、「参加したら力がつく」という共通点があるように思えます。この設問の後輩の志望業界や職種が定義されていない段階で勧める企業というのは、どの業界や職種でも通用する普遍的なスキルが身につくインターンシップが適切だと言えるでしょう。
1位になったワークスアプリケーションズは、大手企業向けの人工知能を搭載したビジネスアプリケーション「HUE」を開発、販売、コンサルティングサポートを行うソフトウェアメーカーです。(簡単に言うと、大手企業のヒト・モノ・カネ・情報を一元管理し、人工知能を使って業務の効率化・従業員の生産性の最大化を図るソフトウェアを一から企画・開発・提供する会社です)
しかし、ワークスアプリケーションズのインターンシップ(以下:インターン)は、IT業界やコンサル業界を志望しなくていなくてもためになるプログラムになっています。
インタビューに協力してくださったA子さんは、早稲田大学に通う文系の女子大生。インターンは2年生の終わりかけの3月に参加したそうです。
彼女はこのインターンで無事入社パスを獲得したということで、その秘訣や内情を聞いてみました。
以下、A子さんの独白であります。
インターンに参加した理由はそれぞれ
就活……って怖くないですか? 朝井リョウの『何者』を観ても、就活解禁時期についてのニュースを見ても、周囲の先輩の就活情報を聞いても、就活生のツイッターを見ても、新卒で入社する会社が決まるという人生の大きな分岐を大学在学中にするという状況が近づく状況って、ある意味恐怖ですよね。(ここで、日本の新卒一括採用システムについてどうこう話すのは避けておきます)
https://www.youtube.com/watch?v=Ti0TMOtvUYI
その不安を話した際、当時ホワイト企業から内定が出たばっかりのそれはもう全身から幸せオーラが溢れて、卒業旅行なんかを計画しちゃっている先輩からワークスアプリケーションズのインターンをオススメされました。その先輩みたいになりたい一心で参加を決めました。
インターン参加にオススメする人としない人
私が大きく勧めるのは以下の方々です。
- 大学1、2年生
- 就職活動のイメージが持てない人
- 大学の長期休みはとにかくアルバイトしてようかな、という人
なぜ?と思われた方は、以下の理由を読んでください。
まず、大学1・2年生を募集しているインターンの希少性です。就職活動早い段階で内定を持っていれば就活に余裕が出るし、約20日という時間も上級生に比べて容易に捻出できると思います。
次に、就職活動のイメージを持てない人にとってワークスのインターンは、期間中にグループディスカッションや自己の特性や能力の分析などする機会もあり、一通りの就活慣れをすることができると思います。ワークスのインターンに参加している学生は頭が切れる人が多いので、グループディスカッションはすごく鍛えられます。
三つ目の、アルバイトをしようと思う人については、時給950円くらいで単純作業のバイトをするくらいなら、お金を稼ぎながらも自分の能力向上や自己分析に投資できるほうがいいかと。(ワークスのインターンは修了後、報奨金がもらえます)
オススメしない人は、うーん……、忙しい人ですかね。
約20日のインターンの中で、参加必須日でなければ3日間の欠席は認められているのですが、時々ある参加必須日は絶対に参加しないといけないので、予定がかぶるとその段階で参加資格を失います。
あと、就活生もよく考えてエントリーしたほうがいいですかね。「一つの企業に約20日間も費やせるか!」って思う人にはオススメしません。
でも、そのような人でもインターン選考に通っただけでも自信になると思うし、とりあえずエントリーしてみれば!?と思います。
ワークスの試験の難度は?評価基準は?
私の場合(2016夏インターン時) は、2度の試験がありました。2回とも、赤坂の方に出向いてペーパーテストを受けました。ディスカッションや面接はなかったです。私服で大丈夫でした。
試験は、暗記が成否を占う知識問題はなく考えさせる内容でした。難しいと考える人もいれば、面白いと考える人もいるようです。受かった時は自分の地頭が認められた気がしてとても嬉しかったです。対策としては、よく寝て頭をすっきりさせてから臨んだ方がいいというくらいしか言えませんね(笑)。
この試験よりも、インターン中に課せられた課題の方が大変だったので、最低でもこの試験を通らないとインターンを耐え抜く力はないって判断するための試験だと思いました。
評価基準は、相対評価ではなく絶対評価らしく、基準を上回ったら何人でも合格にするようです。だから、選考時は合格者数が多いと、インターン参加が抽選になる場合もあります。私の場合も、最初、8月にある夏インターンに応募し、無事インターン参加権を取得したのですが、抽選で落ちてしまって……
それでワークスのことを忘れて過ごしていたら、冬頃に「春インターンに参加しませんか?」という内容のメールが来たので参加することにしました。一度インターン参加権を取得したので、もちろん試験を受ける必要はありませんでした。
選考は私服だけどインターン中はスーツ!インターンシップの内情
服装はスーツが指定でした。スーツでとても綺麗なオフィスに通えたので、OLさんになった気分でした。
前評判ではかなり厳しいインターンだと聞いて恐れていましたが、実際はそれほど厳しいということは感じませんでした。私は「褒めて伸びるタイプです」と事前に申告していたおかげか、もしくはインターン中の言動でそう思われたのかわかりませんが、丁寧に誘導してもらったように感じます。
友達は逆にすごく厳しくされたと言っているので、その人の適正にあった指導になるのですかね。課題に取り組む時間はずっと集中するし、最終発表の前なんかはすごく緊張感がありましたが、それも含めとても楽しかったです。
懇親会やランチ会など、盛りあがるイベントも期間中に何度かありました。インターン生同士仲良くなれ、しかも社員さんとも話す機会が多く、いろいろなお話ができておもしろかったです。
合格発表と同時に、優秀賞の発表……。驚きの発表の瞬間!
優秀賞についてですが、なんで賞が取れたのか自分でもわかりません。賞は、インターン最終日に発表がありました。その日はいつものオフィスと違う会場で、懇親会やらサプライズやら楽しいイベントがたくさんあった後に、いきなりピリッとした空気になって賞を取った人の発表が始まりました。五十音順で賞該当者の名前を読み上げられ、会場には悲しんでいる人と喜んでいる人が入り混じっている恐ろしい状況でした。
そこで私は名前を呼ばれたわけですが、そのタイミングでは呼ばれた理由がわからないほど苦労したインターン生でも入社パスを取れたので、周りに勇気づけられるかなあと思ってこの記事を書きました。
プログラミングは本当にできなくてインターン中半ギレで社員さんに質問したり、デスク作業中たくさんお菓子を食べてたり、遅刻寸前で髪の毛ボサボサで出社したり、2日間ゼミ合宿と被って休んだりと、名札をなくしたり、悪いところのほうが多かったと思います。
良かった点は、インターン前に「最後まで自分らしくいこう!」と思って、分からないところは聞き、悩みは相談していたので、約20日間でかなり成長した姿を社員さんに見せられたところです。つまり、眠っていた自分の能力が開花した瞬間ですかね
早稲田生がワークスのインターンに行くことについて
私の体感的に、インターン会場の約1割が早稲田生でした。早稲田だったら理工の人が一番多く、他は政治経済学部・商学部・文学部・文化構想学部などの子と知り合いになりました。
他のインターン生は、東大から地方の大学の子まで、文理問わず、ピチピチの一年生から社会人入学の少し大人な大学生まで、いろいろな経歴の人が集まっているので色々な人と友達になれました。ワークス自体、明るい社風でとても良い雰囲気でした。
広い会場でたくさんのインターン生がいても、絶対に早稲田生はいるので、なんとなく安心することができるし、みんなインターンをして早稲田生同士支えあえればとても楽しい20日間が送れると思います!!
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