編集員の今週の輝けないワセジョです!
さて、今回はこのつーつーおーる唯一(?)の大学院生編集員として、早稲田大学の大学院について解説していくシリーズを始めました!
ここでは、主に文系の院生と院受験生向けに書いていく。
記念すべき第1回は私の所属する政治学研究科(政治学専攻)の授業とゼミ事情だ。それでは見ていこう。
必修科目
あります。いわゆる「政治学研究方法」(通称は方法)と呼ばれる科目だ。数理、経験、規範の3つに分かれている。
まず、数理について。こちらは「ゲーム理論」を中心に論理的に考えていくという目的のもとやっているそう。これが詩文にはなかなか辛い!だけど心配はご無用!宿題を出していればほぼなんとかなる。ついていけなくなりそうな時はTAの博士の方か先生がオフィスアワーに開く勉強会に参戦しよう。ちなみに、この数理は私がこれまでの院生活で取ったものの中で唯一ペーパーテストのある科目だったが、私の出身中高も驚きの(詳細はhttps://twotwoall.com/?p=5189)例題と課題の問題の数字を変えないバージョンの詰め合わせ問題であった。ちなみに、この科目は大学院でも数少ないテストを課す科目だったが、テストの成績反映比率はわずか35%なので、テスト一発逆転は狙わないこと。
次に経験について。こちらはリサーチデザインといって、研究計画書の書き方を勉強します。統計とかわけわからないのは覚えなくても大丈夫。最終テストは超簡単で、こちらも研究計画書を書いてくる課題と出席で絶対になんとかなる。というか、もはや課題より出席が一番大事かも。
最後に規範について。これはマジでつまらない。こちらは政治哲学について勉強するのだが、答えがないし、先生がいつまでも話してるだけでもはや政治学というよりお経である…
つまらなくても、とりあえず出席はして、その日のテーマが何だったかぐらいは把握してリアペを800字程度でmoodleで提出しよう。適当にgoogle scholarあたりでその日のテーマについての論文を探して引用し、それに関連した社会問題についてご意見しておこう。それをやる前に先生がある程度指定してくれる場合もあり。初めのうちは先生からの辛辣なコメントが来たが、段々慣れてきて公開で褒められるようになりました。わぁい。
選択科目
こちらも必修同様、出席がほぼ全てである。
ただし、学部までの出席と違うのは自分で文献を読み込んでディスカッションに参加しなければいけないというところである。つまり、授業中は寝れないし、家に帰っても予習復習が必要だし、出席すなわちディスカッションに参戦することである。
この強制ディスカッションで就活のGDはよくわからないが、少なくとも留学するときにはだいぶアドバンテージにはなった。
成績評価は概ね出席だが、レポートと出席混合型の授業もある。それでもレポート点は成績評価の20〜50%程度なので、レポート一発逆転はほぼ難しい。
ちなみに、私は去年の秋学期から1年間留学していたのと、必修は修士た1年生の春にまともに政治学研究科の選択科目をとったのは今のところ昨年の春学期の1学期のみだ。その授業も自分のゼミの先生である。本来なら上記のような事情になるのが一般的なのだが、ゼミの先生の授業はなんと受講生は私と唯一のゼミ同期のわずか2名のみで、結局ゼミと化してしまった。ので、ゼミ編で実際の授業について説明していく。
ゼミ編
こちらに関しては、少なくとも私のところは学部ゼミと同様だそう(先生談)。というか、博士の先輩も修士の上の先輩も誰もいなくて、私ともう1名の同期しかいないのでむしろ学部ゼミより個別指導感が満載で、なんと先生が読むべき文章を探してきてくれるのだ!(もちろん自分でも探してます)
もはやゼミというかサークル感覚で研究を進めていけるのでとても楽しくさせていただいている。
これは個別の事情だが、学部と基本的に同じではあるが、博士の先輩にめっちゃ突っ込まれるらしい。突っ込まれても動じない心を得ましょう。
まとめ:とりあえず出席しろ。予習復習は必須
学部時代のようにオール明けで授業は超無謀である。出席はもちろんのこと、予習復習は欠かさないこと。
とは言ったものの、毎日テスト前みたいになれとは言わない。机に向かうというよりかは、文献を読み込むこと中心なので、行き帰りの電車の時間を使えばある程度文献は読み込める。行き帰りの時間を使えるのなら、プラスして1〜2時間程度あれば議論に必要な要点は必ず掴めるだろう。それに、次回解説するが院生の時間割は文系の場合はそんなキチキチではないので、絶対に誰でも睡眠時間を削ることなくこなせるので、ご安心を。それでは。
おまけ:UAEの空港にあった偉そうな人の絵
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